「第38回在京花巻人のつどい」が開催されました。
去る7月6日、お茶の水の東京ガーデンパレスホテルで、
参加者数120名を集めて、盛大に開催されました。
今年は、例年と趣を変えた進行となりました。
まず、総会ですが、瀬川会長の挨拶のみならず、活動報告、会計報告や今年度の予定については、例年の慣習を破り大幅に短縮して無事終了されました。
これは、画期的なことでした。それも、実は理由がありました。
総会後には、宮沢賢治作品の朗読サークルである、「べんべろの会」の皆さんと、
当会理事4名も加わった朗読劇「狼(おいの)森と笊森、盗森」が上演されたからです。
この物語は開拓民の村人と3つの森との間で繰り広げられるドラマと
心温かいやり取りを描いてますが、途中何か所かでこのつどいに出席された皆さんもこの劇に参加して頂くという、何とも愉快な劇なのです。
鎌田さんの異世界ムード溢れるハミングに始まり、べんべろ会の皆さん方の熱意溢れる朗読、変な森の冠をかぶった理事のリードによる森となった出席者皆さんの呼び声、そして、畠山理事の厳かで雄大な岩手山の声。
それはそれは感動的なひと時でした。(本当に総会が短くて良かったです。)
懇親会は上田東一 花巻市長と、藤原伸 市議会議長のご挨拶、
そして高橋豊 花巻商工会議所会頭の乾杯の音頭で、懇親会スタートとなりました。
途中のアトラクションは、一関出身の現代尺八奏者 江川信風 氏による
尺八演奏ですが、いわゆる伝統的な尺八演奏ではなく、モダンでリズミカルで聞いていて大変心地よい音色の演奏です。会場の雰囲気を壊さないだけではなく、
一層盛り立て、参加者同士の歓談も盛り上がり、大変、場にぴったりの名演だったと思います。
そして、今年も待望の、小原紘一氏による「相撲甚句」で場はさらに盛り上がり、
フィナーレは「精神歌(宮沢賢治)」を4番までの全曲を参加者皆で熱唱しました。
これは花巻愛に溢れ本当に感動的でした。
締めは、御年90歳を超えても大きな発声の 菊池裕氏によるエールでまとめ、
当会の髙橋良光副会長の挨拶でお開きとなったのです。
有志による2次会には34名も参加。佐々木(哲)の見事な進行により
全員から一言を頂き、大変和やかな雰囲気で皆さん楽しまれました。
そこで終わらないのが花巻人会。3次会のカラオケ会が催され、13名が参加。
夕立と雷に負けない歌声を分かち合いました。
次回の『つどい』はどんな趣向があるのか、楽しみです。(文責 理事高橋勉)